SQLServerを使って前回はインストールしてログインするところまでを行いました。今回は実際にテーブルを作成してそこにデータを登録する方法と主キー(プライマリキー),NotNull制約といわれるデータベース設計では100%出てくる必要な知識についてわかりやすく解説していきます。
テーブルを作ってみる
データベースの作成
「データベース」フォルダーを開き,
右クリックをして「新しいデータベース」を選択します。
データベース名に「Anderson」と入力し「OK」を押します。
※Andersonは実際には開発するシステムやソフトの名前になることが多いです。
特に決まりはありません。わかりやすい名前を付けます。
テーブルの作成
「Anderson」の中の「テーブル」を右クリックして,「テーブル」を選択。
項目名と型の設定
表示された画面で下記のように入力します。
列名に「Id」「Name」を入力し,データ型は「int」と「varchar(50)」とします。
主キーの設定
Idの行を選んで右クリックし,「主キーの設定」を行います。
「鍵」マークが表示されます。
テーブルの保存
キーボードで「ctrl+s」を押します。名前の選択画面が出るので「Users」と書いてOKボタンを押下します。
テーブルの確認
「テーブル」フォルダーを開くと「dbo.Users」というものができます。
これでUsersテーブルが完成しました。
データを入れてみる
テーブルのデータ表示
「dbo.Users」を右クリックして「上位200行の編集」を選択します。
データの登録
表示された画面で下記のように入力します
これで3行のデータが入ったことになります。
NotNull制約
ちなみに,Idに何も入力せず,Nameに何か入力して,↓矢印キーを押すと下記のエラーとなります。
「Id」列にはNullは入力できないというエラーです。これは「Id」列に対して「鍵」マークを付けたことに起因します。「鍵」マークはキーと呼ばれるもので,テーブルの行を特定するための項目なため,必ず値を入れる決まりになっています。そのため「NULLを許容」列のチェックが強制的に外れています。
また,キーには同じ値を入れることもできせん。2行目のIdを「1」にすると下記のエラーになります。必ず1つしか存在しない値のため,この値さえわかれば,行を特定することができます。