C#を勉強する順番の第3話です。これまでは,勉強する全体の概要の説明と,基礎文法を学ぶための方法を解説いたしました。今回も基礎文法を学ぶレベルのお話なのですが,初心者の方はとりあえずWindowsFormsのプログラミングから入るのがやさしいかなと思います
WindowsFormsプログラミングで電卓なんかを作ってイベントなどを使えるようにする
イベント
Windowsのプログラミングには基本的には画面とかイベントという考え方があります。「画面でボタンが押されたとき」のようなタイミングでイベントという通知を受け取ることができるので,その通知の中に処理を書いて行きます。
このイベントの感じをつかむためには「電卓」をゼロから作ってみるのが良いと思います。Windowsでも標準で電卓機能がついていますが,それと同じやつか,それと似た感じの画面を自分で作ってみましょう。
画面に数値を表示するラベルかテキストボックスを設置して,数値入力用のボタンや符号を入れるボタンなどを並べます。
そしてそのボタンを押したときにボタンクリックイベントが発生するので,そのタイミングで計算処理をするのです。
さらにボタンを押さなくても,キーボードで「2」などを押すと,画面の「2」のボタンが押された時と同じ動きをするように実装しましょう。
これで,マウスクリックのイベントと,キーボード入力のイベントを拾って処理することができるようになります。
変数
C#に限らず,プログラミング言語には変数というものが使われます。数値型や文字型などがありますが,そのあたりも当然のように使えるようになりましょう。数値ならint型ですが,intが何バイトなのか?といったこともわかるようになりましょう。intが4バイト,shotが2バイトです。その他小数点数を扱う型や,バイナリーを扱う型など,扱えるようになりましょう。
クラス?
C#の参考書を紐解けば,クラスという概念が出てきます。クラスって何なのかなーって最初はなると思います。クラスは「値」と「ロジック」のひとかたまりです。
値とロジックがばらばらだと,分かり難いプログラムになるということに,昔の賢者が気づき,クラスというもので「値」と「ロジック」をひとまとまりで扱えるようにしてくれています。
最初のうちはこのクラスがどういった威力があるかが分からないと思います。これはオブジェクト指向を学ぶうちに,絶対的にひつような概念であることが分かるようになると思いますが,今はなんとなく,変数宣言とか,関数が書ける場所なのだなというくらいの理解でも大丈夫なので,参考書を読んで,がんがん進みましょう。
インタフェースとか継承とかテキストに書いてるけど必要性を感じない
クラスの意味がいまいち分からないのであれば,インタフェースはまったく意味が分からないと思います。
最高所では,いろいろな例えを出して説明してくれますが,オブジェクト指向を理解していない人が,その例えを聞いても分からない場合が多いです。とりあえず実装方法としてどう書くかくらいが分かったら,次のステップに進みましょう。
理解できていなくても大丈夫です。
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