SQLをこれからはじめようと思っている人や,普段SQLを使った仕事をしているけどもっと詳しくなりたい!という方向けに,どんな本を読めばいいのかというおすすめの書籍を紹介します。
SQL&データベース関連おすすめ書籍【文法編】
SQLの書き方を学びたい人やストアドも含めてコーディング
Head First SQL ―頭とからだで覚えるSQLの基本
この本は漫画みたいな感じで教えてくれるので,ダントツで初心者向けにいいです。
とにかくHead Firstシリーズはいろいろ出ているので,自信のないジャンルはHead Firstシリーズでだいだいどういうものなのかを勉強するにはもってこいの本です。
SQL Server 2016の教科書 開発編
この本はSQLServerのリファレンスを多く執筆している松本さん(ご夫婦?)の著書なので,SQLServerのコーディングレベルを完璧にしたい人はこの本を読めば,なんの問題もないとです。コーディングに限らず,管理方法(バックアップなど)や正規化理論なんかも教えてもらえます。ストアドコードもあります。この本で一通り何でも学べます。
達人に学ぶ SQL徹底指南書 (CodeZine BOOKS)
達人というだけあって,結構コアな知識を教えてくれます。言語はSQLServerに限らず,SQL全般を想定して書かれています。パフォーマンスチューニングなど,レベルの高いコーディングが学べます。
SQL&データベース関連おすすめ書籍【設計編】
設計とは,正規化などの論理設計と,検索速度,書き込み速度などを設計する物理設計があります。論理的な最適な設計と物理的な最適な実装方法があるので,この辺をしっかり勉強すればデータベースのエンジニアとして職場で活躍できるようになります。DB設計に自信のない方は,このあたりの本で勉強しましょう。
達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ
こちらは達人本の設計編です。第5正規化まで教えてくれるごりごりの設計本です。
Good設計やBad設計など,いろいろと深い知識が学べます。
絵で見てわかるSQL Serverの内部構造 (DB Magazine Selection)
この本が,SQLServerの中で一番おすすめです。
SQLServerの内部構造が詳しく解説されている本は少ない中で,この本は詳しく,そして図を使ったわかりやすい解説がされています。
SQLServerを使った仕事をしているなら必ず買い!です。そうすれば職場でトラブルがあったときに,あなたがヒーローになれるでしょう。職場の人は仕事に追われて,意外と勉強していません。こういった本をしっかり読むことで,必ず職場で活躍できます。
SQLServerがデータを書き込むときに,ログファイルやデータファイルどういった順番で書き,チェックポイントが走るとどうなるか?などが説明できないようであればこれを読んで勉強しましょう。完璧に理解した物理設計ができるようになります。
アドバンストMS SQL SERVER 2008 構築・管理 (マイクロソフトコンサルティングサービステクニカルリファレンスシリーズ)
「絵で見てわかるSQL Serverの内部構造」でSQLServerの内部構造が理解できたら,この本でさらに内部構造を理解しましょう。さらにレベルの高い知識が得られます。マイクロソフトのチームが書いている本なので間違いないです。
値段がとんでもない表示になっていますが,実際は中古本が1500円くらいで購入できます。私が買ったときはもっと高かったですが(笑)
SQL&データベース関連おすすめ書籍【運用管理編】
運用管理とは,データベースを管理する上で必要な知識です。実際に現場でデータベースを動かした後に必要な知識がないと,正しいデータベース設計を提案することができません。データベースのバックアップの頻度や採り方がわからないという方は,次の本で勉強しましょう。
MCP教科書 SQL Server 2012(試験番号:70-462)
この本はMCPの資格試験の解説書ですが,SQLServer自体の機能か解説は,どの本よりも詳しいです。試験を受けない人でも読む価値はものすごくあります。
SQL Server 2016データベース構築・管理ガイド Enterprise対応
SQLServerを使った運用管理をする人は一度読むのに最適です。
バックアップを定期的にとる方法などがわからない方はこの本で勉強しましょう。