それでは引き続き警告を見ていきましょう。
CS1591
CS1591は先述した通り,XMLコメントが無いという警告なので,XMLコメントを入れましょう。
Form1のクラスのXMLコメントを「画面1」,コンストラクタには「コンストラクタ」というXMLコメントにしました。
Program.csのクラスのXMLコメントのないため,「プログラム」としておきます。これでCS1591の警告は消えます。基本的に,クラス,メソッド,プロパティなど,XMLコメントが書けるところはすべて書くようにしてください。
SA1400
SA1400は「アクセス修飾子がない」という警告です。エラー一覧でダブルクリックをして移動した場所のアクセス修飾子を付けましょう。
アクセス修飾子の記述
Program.csのクラスのアクセス修飾子がありません。いきなりstaticで始まっていますね。クラスのアクセス修飾子を記入しない場合はデフォルトでinternalとみなされています。これを明示的に記述せよという事なので,明示的にinternalを追記します。
続いて同じくProgram.csのstatic void Main()にもアクセス修飾子がありません。メソッドのアクセス修飾子を省略した場合はprivateと同様の動作をしています。ですので,ここには明示的にprivateと書きましょう。
これで,SA1400の警告が消えます。
#02_名前の付け方
#03_名前付けのガイドライン
#04_パスカルケースとキャメルケース
#05_パスカルとキャメルの内訳
#06_パスカルとキャメルの実演
#07_2文字の略語は大文字にする
#08_名前空間のガイドライン
#09_ローカルルールについて
#10_private変数にアンダーバーを付ける
#11_コントロールの名付け
#12_クラス名とファイル名の名づけ
#13_StyleCopAnalyzersについて
#14_StyleCopAnalyzersのインストール
#15_ネームスペースの調整
#16_SA0001_プロパティのビルドのXMLでファイルを指定しておくと消える
#17_CS1591_XMLコメントなし
#18_SA1101_thisが付いていない
#19_不要なルールを非表示にする方法
#20_SA1200_usingの場所
#21_SA1400_アクセス修飾子が明示的に定義されていない
#22_その他不要なルールを非表示
#23_コンストラクタとデストラクタを作成
#24_Private変数とパラメータ変数の命名
#25_中括弧の省略禁止と改行
#26_コメントはスラッシュ4つ
#27_プロパティのXMLコメント
#28_コンストラクタやプロパティの書く順番
#29_アクセスレベルを加味した書く順番
#30_インタフェースのIとファイル名の不一致
#31_最後に