情報処理技術者試験の結構難しめの試験としてネットワークスペシャリストという試験があります。
国家試験で、情報処理技術者試験レベル4で最高難度の試験です。
ネットワークはこの時代、もっとも技術者に必要とされる知識といってもいいほど、何でもかんでもネットワークにつながる時代になっています。
めちゃくちゃ難しい試験ですが、それゆえ、この試験に合格すれば、ネットワークのスペシャリストとして、会社でも一目置かれる存在になるでしょう。
プログラミングの知識だけでは、良いプログラマーにはなれません。
時代の流れや、ネットワーク機器やつながり方の知識が必ず必要となるでしょう。
この試験の勉強をすることで必要な知識だけでなく、最先端知識や、よく使うネットワークの知識が、深く広く学べます。
ネットワークスペシャリスト試験内容と構成
試験の構成は情報処理技術者試験の高度試験と同じです。
午前1、午前2、午後1、午後2の4つに別れます。
午前1
午前1は応用情報に合格後2年以内か、高度試験の午前1に2年以内に合格していれば免除できます。
ネットワークスペシャリストはとにかく勉強量がハンパ無いので、ぜひとも免除を狙いましょう。
ネットワークスペシャリストの試験が無い春(4月)の試験で応用情報を受けるか、データーベーススペシャリストなどを受験し、午前1だけでも合格しておきましょう!
午前2
午前問題は他の試験と同様に4択問題のマークシート方式です。
過去問題の繰り返しでも6割の合格レベルには達することができます。
ただ、ネットワークの知識を蓄えるという意味では、午前2問題を繰り返し解くことで、ネットワークの用語でわからないものをなくしていく努力が必要です。
VPNやARPなど、とにかくアルファベット3文字くらいのやつとか、いろんな言葉が出てきます。それがどういう意味なのかを説明できるレベルには勉強しておく必要があります。
あと、4択問題は正解できたかどうかだけでなく、不正解の選択肢が、なぜ不正解なのかも、説明できるレベルになる必要があります。
4択問題は、過去問そのままの問題も出題されますが、選択肢で不正解のやつを、今度はそれが正解となるように問題文を変えて出題されるパターンの必ず出ます。
不正解が、なぜ不正解かを説明できれば、それらの問題も回答することができます。
それに強敵である午後問題を解く上で、ネットワーク用語の理解は、必要最低限の知識です。
午後問題では、知識プラス、事例を捉えた回答が必要になります。
午後1と午後に2
午後問題は1も2も、出題範囲は同じです。
ただ、午後2は午後1の3倍程度の問題量です。
問題文だけでも10ページくらいあるので、読みながら何を問われているのかがわからなくなる可能性があります。
国語が苦手だった人は、結構苦戦するのでは無いでしょうか?
私は国語が苦手だったので、本当に読むのが辛いです。
でもこれも難度も国家試験を受けていれば慣れてくるし、問題に知らない言葉があるかどうかでも問題文の理解は変わります。
問題文にVPNやARPなど、知らない言葉が3つ程度あるだけで、問題は答えられないでしょう。
午前問題をしっかり回答できるようになったら、午後問題に移りましょう。
そして午後1を2問程度といて、午後2を1問とく。といった感じで、時々午後2という強敵に立ち向かうことで、午後1が結構軽く見えたりするので、そんな感じで繰り返し過去問をとくのがお勧めです。
まとめ
ネットワークスペシャリストは強敵。
試験前に少し勉強して受かるレベルの試験では無い。
ネットワークの知らない言葉をなくすことからはじめて、その後午後問題に移ろう。
独学だけでなく、資格学校の講義を受けることが、逆に難度も試験を受けるよりも速くて安い可能性もあります。私も独学は結構しましたが、教えてもらうほうがやはり速くて確実ですね。
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廃盤のため異常に高くなりすぎなので,様子を見た方がいい気がします。一万円のボリュームがあるかどうかは微妙です。