foreachとはループをさせる構文ですが配列やListなどを全件ループさせる時に使用します。
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var list = new List<int>(); list.Add(10); list.Add(11); list.Add(9); |
foreach文でこんな感じで書けます。
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foreach (var val in list) { Console.WriteLine("A:" + val.ToString()); } |
【結果】
A:10
A:11
A:9
【書き方】
foreach (リスト等の中身の型 自由な変数名 in ループしたいリストや配列)
{
リスト等の中身が順番に「自由な変数名」の中に入ってきます。
}
foreachを使わなくてもfor文で同じことはできます。
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for (int i = 0; i < list.Count; i++) { Console.WriteLine("B:" + list[i].ToString()); } |
【結果】
B:10
B:11
B:9
ただ,全件を順番通りにループするだけなら,私はforeachのほうがおすすめです。
forの場合はインデックスを使うのでバグの入り込む可能性が高まります。
配列の0番目指定を1から指定してしまったり,list.Countの値で配列を参照してしまうなどインデックス境界外の例外が出る不具合が入り込みやすくなります。
途中からループしたい!とか逆回しにループしたい!などという場合はforを使うのがいいと思います。
あと,パフォーマンスに関してはforのほうが速い可能性があります。
大量件数を扱うときは検証してみてください。
breakとcontinueの使い方
FOREACHでもFORでも同じですが,ループ中にBREAKやCONTINUEが使用できます。ループを完全に抜けるのがbreakループの途中で次のループに飛ぶのがcontinueです。
次のような場合は10より大きな値が現れた時点でループを完全に抜けるので結果は「C:10」のみとなります。
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foreach (var val in list) { if (val > 10) { break; } Console.WriteLine("C:" + val.ToString()); } |
これをcontinueを使った場合だと次のループに進むため「10」と「9」が処理されます。
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foreach (var val in list) { if (val > 10) { continue; } Console.WriteLine("D:" + val.ToString()); } |
【結果】
D:10
D:9
簡単ですが,foreachに関する解説は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
C#を正しい3層構造で造れてますか?
#00_はじめに
#01_単一責務の原則とは
#02_原則違反の例
#03_変更理由単位でクラスを分ける
#04_3層構造の例
#05_修正箇所を最小にできる
#06_修正する場所が明確になる
#07_共通化しましょうという話ではない
#08_少々悪いコードでも問題視しない理由
#09_探しやすいコード
#10_クラスは機能ごとに小さく作る
#11_小さなクラスがそれぞれに協調して目的を達成させる
#12_多数の部品群のなかから摘まんで作る
#13_クラスはどこまで小さくすればいいのか
#14_アンダーソン式単一責務の原則
#15_最小カプセルの検証_監視タイマークラス
#16_最小カプセルの検証_受注画面クラス
#17_最小カプセルの検証_ユーザークラス
#18_最小カプセルの検証_商品マスターデータアクセス
#19_登場人物に合わせたモデリングの四角と線
#20_四角と線を最小カプセル化する
#21_アンダーソン式手順
#22_パターンを見つけ出す
#23_プログラミングの自問
#24_さいごに