Xamarin.Formsでスマホアプリ開発

C#Xamarin.Formsでスマホ開発#07 VerticalOptionsとHorizontalOptionsの使い方

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今回はStackLayoutの続きで,VerticalOptionsとHorizontalOptionsの使い方を見ていきたいと思います。VerticalOptionsとHorizontalOptionsは,StackLayoutの中で,どこからどんな感じでコントロールを置いていくかを指定するためのモノです。

VerticalOptionsとHorizontalOptions

VerticalOptionsとHorizontalOptionsはコントロールをどのように配置するかを指定するもので,配置方法は次の4種類があります。

  • Start:開始位置(左,上)
    • 左から右に並べていく場合は,左になります。
    • 上から下に並べていく場合は,上になります。
  • Center:中央
    • 中央に配置します。
  • End:終端(右,下)
    • 左から右に並べていく場合は,右になります。
    • 上から下に並べていく場合は,下になります。
  • Fill:全体
    • 全体に引き伸ばして配置します。

AndExpand

Start,Center,End,Fillにはそれぞれ「AndExpand」というものがあります。AndExpandを指定すると,残りの余白を占有して配置します。

  • StartAndExpand
  • CenterAndExpand
  • EndAndExpand
  • FillAndExpand

横方向の配置サンプルコード

VerticalOptionsとHorizontalOptions指定なし

StackLayoutを置いてOrientationをHorizontalで横向きに並べていきます。Spacingをゼロにすることで,スペースなくコントロールを並べていきます。

最初はLabelをテキストを「AAA」,背景色「赤」で設置します。VerticalOptionsとHorizontalOptionsを指定していないので,どちらもデフォルトの「Fill」扱いとなります。

ラベル「AAA」が表示されました。背景色の「赤」が縦には伸びていますが,横には伸びていません。VerticalOptionsとHorizontalOptionsのデフォルトがどちらも「Fill」ならどちらものびてもよさそうですが伸びません。これはStackLayoutの並び順がOrientationをHorizontalで横向きに積んでいるためです。StackLayoutが1つで横向きなので,縦のスペースはFillで埋めることができますが,右側のスペースはコントロールをこれからも積んでいくスペースなので,Fillでは埋まりません。このスペースを埋める場合は「FillAndExpand」にする必要があります。

VerticalOptionsとHorizontalOptionsを「Fill」

テキストを「BBB」,VerticalOptionsとHorizontalOptionsを「Fill」で設置します。

「AAA」と同様の動作を「BBB」もしています。よってデフォルトが「Fill」であることが確認できます。

VerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「Start」

テキスト「CCC」をVerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「Start」で配置します。

「CCC」は左上に表示され,縦にも横にも余白を埋める伸び方はしません。

VerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「FillAndExpand」

「DDD」をVerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「FillAndExpand」とします。

「DDD」は縦方向がStartなので伸びません。横方向はFillAndExpandなので余白を埋めていることがわかります。

VerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「FillAndExpand」

「EEE」も「DDD」と同じ設定にして,余白を均等に埋めることを確認します。

「DDD」と「EEE」で余ったスペースを均等に割り当てていることがわかります。

VerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「Start」

最後に「FFF」をVerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「Start」にしたときの動きを見てみます。

「DDD」「EEE」は余ったスペースを埋めますが,最後の「FFF」も必要なスペースで配置されています。

縦方向の配置サンプルコード

縦方向のパターンも検証してみます。

すでに横方向のStackLayoutが存在するのでその下にもう一つStackLayoutを配置しますが,それではStackLayoutがあと勝ちになって,一つ目のStackLayoutが表示されなくなります。そこで二つのStackLayoutを並べるためのStackLayoutをもっとも外側に記述します。その中に「GGG」ラベルをVerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「Start」で配置します。

「GGG」は「AAA」から始まる横方向のStackLayoutの下に表示されました。VerticalOptions「Start」とHorizontalOptions「Start」なので,左上に表示されています。

VerticalOptions「Fill」とHorizontalOptions「Fill」

「HHH」をVerticalOptions「Fill」とHorizontalOptions「Fill」で配置します。

「HHH」は横方向には伸びますが,縦方向には伸びません。これはこのStackLayoutが縦方向に積んでいく並びなので,縦方向はAndExpandにしないと伸びません。横方向は,そもそもコントロールを配置する予定のないスペースなので「Fill」を指定するだけで伸びます。

VerticalOptions「FillAndExpand」とHorizontalOptions「FillAndExpand」

最後に「III」をVerticalOptions「FillAndExpand」とHorizontalOptions「FillAndExpand」にした結果を見てみます。両方をFillAndExpandにしているため,縦にも横にも伸びそうに思いますが,結果は異なります。

「III」は両方FillAndExpandですが横方向には伸びていますが,縦方向には伸びていません。これは今回StackLayoutを3つ配置しているのが原因です。「III」のあるStackLayoutを1つだけ配置すれば縦にも横にも伸びます。しかし,「AAA」のあるStackLayoutと「III」のあるStackLayoutを囲んでいる外側のStackLayoutがあるため,この外側のStackLayoutによって「AAA」のStackLayoutと「III」のStackLayoutは縦方向に積まれていく状態になっています。「III」のあるStackLayoutはVerticalOptionsを指定していないので,デフォルトの「Fill」が適応され,縦積みのレイアウト内では,Fillで縦方向には伸びないという理論になります。そこで「III」のあるStackLayoutのVerticalOptionsを「FillAndExpand」にすることで期待通りの動作をします。

これで「III」が縦横両方に伸びました。

サンプルコード全体

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