前回までの作業で、サイドバーに「計測」メニューと専用のアイコンが表示されるようになった。今回からは、この計測画面(MeasurePage.razor)に実際の項目を表示していく。まずは変数を使わず、計測値・計測日時・計測場所を固定値のまま画面に表示してみる。
PageTitleを設定する
MeasurePage.razorを開き、最初にPageTitleを追加する。PageTitleはブラウザのタブに表示されるタイトルを指定するコンポーネントで、これが記述されていない状態では、タブにはページのタイトルではなくアドレス(URL)がそのまま表示されてしまう。
図1 PageTitle未設定時はタブにアドレスが表示される
そこで<PageTitle>計測</PageTitle>という行を追加する。
図2 PageTitleに「計測」を追記する
保存して実行すると、サイドバーの「計測」メニューを開いたときにブラウザのタブに「計測」と表示されるようになる。
図3 タブに「計測」というタイトルが反映された
pタグで文字を表示する
続いて、画面に文字を表示していく。文字を表示したいだけであれば、HTMLのpタグ(段落タグ)が使える。まずは案内文として「計測値を表示します」という文字列を<h3>計測画面</h3>の下に追加する。
図4 pタグで「計測値を表示します」を追記する
実行すると、見出し「計測画面」の下に「計測値を表示します」という文字が表示される。文字を表示するだけであれば、このようにpタグに直接書くだけでよい。
図5 実行結果。案内文が画面に表示される
計測値・計測日時・計測場所を固定値で表示する
同じ要領で、計測値・計測日時・計測場所も1行ずつpタグで追加していく。まずは計測値を「計測値:12.34 m/s」という固定の文字列で追加する。
図6 計測値を固定値(12.34 m/s)で追記する
同様に、計測日時を「計測日時:2024/12/12 12:34:56」という固定の文字列で追加する。
図7 計測日時を固定値で追記する
最後に、計測場所を「計測場所:神戸」という固定の文字列で追加する。
図8 計測場所を固定値(神戸)で追記する
ここまで追加すると、MeasurePage.razorの内容は次のようになる。
@page "/measure"
<PageTitle>計測</PageTitle>
<h3>計測画面</h3>
<p>計測値を表示します</p>
<p>計測値:12.34 m/s</p>
<p>計測日時:2024/12/12 12:34:56</p>
<p>計測場所:神戸</p>
@code {
}
実行すると、計測画面に「計測値を表示します」という案内文に続けて、計測値・計測日時・計測場所がそれぞれ固定値で表示される。
図9 最終的な実行結果。計測値・計測日時・計測場所が表示される
まとめ
文字を画面に表示するだけであれば、このようにpタグに直接書き込むだけで実現できる。ただし、今回はすべて固定値(ハードコーディング)のままである。次回以降は、この計測値・計測日時・計測場所の部分を変数に置き換えたり、リアルタイムの値を表示したりする形に発展させていく。
A01_はじめに
A02_バージョンの確認
A03_プロジェクトの作成
A04_アプリの実行
A05_サンプルプログラムの構成
A06_Razorコンポーネント
A07_Razor構文
A08_@pageでURLを指定する
A09_@rendermode
A10_PageTitle
A11_HTMLの見出し
A12_pタグ
A13_単方向データバインド
A14_単方向データバインドの詳細
A15_Bootstrap
A16_ボタンクリックイベント
A17_イベント引数の受け取り方
A18_ここまでのまとめ
B01_新しいWebページを追加する方法
B02_サイドバーから画面を表示する
B03_サイドバーのアイコンを変更する方法
B04_計測値を表示する
B05_変数に置き換える
B06_最新の値でデータを更新する
B07_@usingで通常のC#コードを呼び出す
B08_画面遷移_aタグ
B09_画面遷移_aタグの見た目をボタンにする
B10_画面遷移_NavigationManagerでの遷移
B11_画面間のパラメータの受け渡し方法
B12_EscapeDataStringでエスケープする
B13_複数のパラメータを渡す
B14_任意のパラメータにする
B15_string以外の型をパラメータで使う方法
B16_DateTime型をパラメータで渡す方法
B17_引数2個のURLも型指定に変更する
B18_パラメータ属性をつけるときの注意点
B19_OnParametersSet
B20_OnInitialized
B21_OnInitializedが2回通る問題の対応
B22_ブラウザが開いている間の値を記憶する方法
B23_値の受け渡しとしてのProtectedSessionStorage
B24_非同期を想定したUIの制御
C01_一覧表示
C02_非同期での一覧表示
C03_table-striped
D01_入力エリア
D02_双方向データバインド
D03_入力データをリアルタイムで通知する方法
D04_placeholder
D05_入力エリアの横幅の調整
D06_テキストチェンジイベントを拾う方法
D07_プルダウン
D08_プルダウンのbootstrap
D09_プルダウンの選択している値をデータバインドで操作する
D10_プルダウンにリストの値を表示する
D11_プルダウンに未選択行を入れる
D12_プルダウンの入力を禁止する
D13_プルダウンのチェンジイベントを取得する
D14_チェックボックス
D15_チェックボックスにラベルを付ける
D16_複数のチェックボックスを並べる
D17_ラジオボタン
D18_ラジオボタンのデータバインド
D19_ラジオボタンのチェンジイベント
D20_ラジオボタンにbootstrapを適応する