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C#コーディングルール_#24_Private変数とパラメータ変数の命名

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今回はPrivate変数とパラメータ変数の名前のルールに関して解説していきます。

Private変数

ProductIdというように,private変数の頭文字を大文字にするとSA1306の警告が出ます。

SA1306

この警告をWEBサイトで確認すると,次のように記載されています。

C#のフィールドは小文字で始めなければなりません。

productIdというように,小文字始まりの変数名にすると,警告は消えます。

Private変数をアンダーバーで始める

Private変数をアンダーバーで始めるというローカルルールがあり,それを採用しているチームも多いと思います。私もこのローカルルールを採用しています。ただ,private変数をアンダーバーで始めると警告が表示されます。試しに,変数名を_productIdとしてみましょう。

このようにアンダーバーで始まる変数を宣言すると,つぎのような警告が表示されます。

アンダーバー始まりの警告

SA1309の警告です。これはフィールドがアンダーバーで始まっていることを警告しています。この警告があると,ローカルルールがすべて警告されてしまうので,アンダーバー始まりのローカルルールを適応するのであれば,このルールは非表示にしておく必要があります。

これで,SA1309が非表示となりました。

パラメータ変数の命名

Private変数と同じように,パラメータ変数も,キャメル(小文字始まり)がルールとなっています。次のように,パラメータ変数を大文字始まりにすると警告が表示されます。

GetDataというメソッドを作成し,XMLコメントを記載しています。スラッシュを3つ打ち込むと自動でXMLコメントが生成され,引数と戻り値のエリアも作成されるので,そこに,パラメータの意味と戻り値の意味を記載しておく必要があります。それらを記述しても,引数が「ProductId」という大文字始まりの変数名にしているため,次のような警告が表示されます。

SA1313

このようにパラメータを小文字始まりにするようにとの警告が出ます。

このようにパラメータの頭文字をproductIdというように小文字始まりにします。自動で生成されたXMLコメントのProductIdの部分も小文字始まりにしないと,パラメータとXMLコメントがあっていないという別の警告が表示されるので,そちらも小文字始まりにします。

これで警告が消えます。以上が小文字始まりのルールとなります。

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