以上がスタイルコップアナライザーの解説となります。このスタイルコップアナライザーのいいところは,ツールが警告してくれる点です。コードレビューの際に人間が指摘すると,どうしても角が立つし,快く思わないメンバーもいます。誰だって指摘されるのはいい気がしません。ツールが警告すれば,だれも嫌な気持ちをせずに,勝手にルール通りにコードを修正してくれるようになりました。これは仕事をするうえで非常に精神上いいことです。
このスタイルコップアナライザーを使って,チーム全体が同じコードを書くことで,非常に見やすいコードになります。コンストラクタとプロパティの順序などの各順番が決まっているだけで,コードは非常に読みやすくなります。下の方に突如private変数が宣言されているというような事態を防ぐことができますから。今回解説した内容がチーム内に浸透していないようでしたら,是非あなたがパイオニアになって,このルールを徹底していきましょう。
世の中から複雑なコードが少しでもなくなりますように・・・byピーコックアンダーソン
#02_名前の付け方
#03_名前付けのガイドライン
#04_パスカルケースとキャメルケース
#05_パスカルとキャメルの内訳
#06_パスカルとキャメルの実演
#07_2文字の略語は大文字にする
#08_名前空間のガイドライン
#09_ローカルルールについて
#10_private変数にアンダーバーを付ける
#11_コントロールの名付け
#12_クラス名とファイル名の名づけ
#13_StyleCopAnalyzersについて
#14_StyleCopAnalyzersのインストール
#15_ネームスペースの調整
#16_SA0001_プロパティのビルドのXMLでファイルを指定しておくと消える
#17_CS1591_XMLコメントなし
#18_SA1101_thisが付いていない
#19_不要なルールを非表示にする方法
#20_SA1200_usingの場所
#21_SA1400_アクセス修飾子が明示的に定義されていない
#22_その他不要なルールを非表示
#23_コンストラクタとデストラクタを作成
#24_Private変数とパラメータ変数の命名
#25_中括弧の省略禁止と改行
#26_コメントはスラッシュ4つ
#27_プロパティのXMLコメント
#28_コンストラクタやプロパティの書く順番
#29_アクセスレベルを加味した書く順番
#30_インタフェースのIとファイル名の不一致
#31_最後に