前回は名前の付け方にはパスカルとキャメルがあると言うお話をしました。
今回はどれがパスカルで,どれがキャメルなのかというお話をしていきます。
次の表の一番左が,名前を付ける対象を示しています。
名前空間なら「パスカル」,パラメータなら「キャメル」という事を表しています。
ざっと見てもらうと,ほとんどが「パスカル」であることがわかると思います。
ほとんどの場合は頭文字を「大文字」にしましょうという事になります。
一番下の「パラメータ」はキャメルになっていて,「フィールド」もPrivateの変数は「キャメル」という事になります。それ以外はすべてパスカルという事になります。
あと,Interface(インタフェース)は頭文字に「I」を付けることでインタフェースであることを表すという慣例があるので,特に違和感がなければそれに従いましょう。どうしても抵抗のある人は,チームで話し合って,この慣例には従わないという選択もないわけではありません。ちなみに私は「I」を付けています。
次回から具体的な書き方を,VisualStudioを使って見ていきたいと思います。
#02_名前の付け方
#03_名前付けのガイドライン
#04_パスカルケースとキャメルケース
#05_パスカルとキャメルの内訳
#06_パスカルとキャメルの実演
#07_2文字の略語は大文字にする
#08_名前空間のガイドライン
#09_ローカルルールについて
#10_private変数にアンダーバーを付ける
#11_コントロールの名付け
#12_クラス名とファイル名の名づけ
#13_StyleCopAnalyzersについて
#14_StyleCopAnalyzersのインストール
#15_ネームスペースの調整
#16_SA0001_プロパティのビルドのXMLでファイルを指定しておくと消える
#17_CS1591_XMLコメントなし
#18_SA1101_thisが付いていない
#19_不要なルールを非表示にする方法
#20_SA1200_usingの場所
#21_SA1400_アクセス修飾子が明示的に定義されていない
#22_その他不要なルールを非表示
#23_コンストラクタとデストラクタを作成
#24_Private変数とパラメータ変数の命名
#25_中括弧の省略禁止と改行
#26_コメントはスラッシュ4つ
#27_プロパティのXMLコメント
#28_コンストラクタやプロパティの書く順番
#29_アクセスレベルを加味した書く順番
#30_インタフェースのIとファイル名の不一致
#31_最後に