ローカルルールの3つ目です。今回はクラスとファイル名の命名の仕方です。基本的にC#ではクラス名がそのままファイル名になるので,今回はクラス名の名前の付け方と思ってください。
考え方は前回のコントロールの時の考え方と同じです。
名前の付け方は「機能名」+「カテゴリー名」です。機能名とは,使用上のどういった役割かという事です。「発注」とか「商品」とかそういうことです。語尾のカテゴリー名はどういったオブジェクトか?という事を示します。例えば「Form」とか「ViewModel」とか「Entity」とかそういうことです。どういった特性のオブジェクトか?という事を示しています。
「商品登録画面」なら「ProductSaveForm」といった感じになります。前半に仕様上の名前が来て,語尾にオブジェクトの種類を書きます。「Product」関連はすべて「Product」で始まるため,同じグループがファイル名でソートできるというメリットがあります。
実装例
画面名を命名した例が次のようになります。
#02_名前の付け方
#03_名前付けのガイドライン
#04_パスカルケースとキャメルケース
#05_パスカルとキャメルの内訳
#06_パスカルとキャメルの実演
#07_2文字の略語は大文字にする
#08_名前空間のガイドライン
#09_ローカルルールについて
#10_private変数にアンダーバーを付ける
#11_コントロールの名付け
#12_クラス名とファイル名の名づけ
#13_StyleCopAnalyzersについて
#14_StyleCopAnalyzersのインストール
#15_ネームスペースの調整
#16_SA0001_プロパティのビルドのXMLでファイルを指定しておくと消える
#17_CS1591_XMLコメントなし
#18_SA1101_thisが付いていない
#19_不要なルールを非表示にする方法
#20_SA1200_usingの場所
#21_SA1400_アクセス修飾子が明示的に定義されていない
#22_その他不要なルールを非表示
#23_コンストラクタとデストラクタを作成
#24_Private変数とパラメータ変数の命名
#25_中括弧の省略禁止と改行
#26_コメントはスラッシュ4つ
#27_プロパティのXMLコメント
#28_コンストラクタやプロパティの書く順番
#29_アクセスレベルを加味した書く順番
#30_インタフェースのIとファイル名の不一致
#31_最後に