オブジェクト指向とは?
オブジェクト指向とは、現実社会をオブジェクトとして表現する設計手法です。オブジェクトとは「モノ」という意味ですが、実際の現実社会のモノを、クラス等に置き換えて表現していきます。
なぜオブジェクト指向でプログラミングをする必要があるのか?
オブジェクト指向に慣れていない人からすると、なぜわざわざそんなオブジェクト指向という設計手法が必要なのか?と疑問に思われるかもしれません。私も最初はそうでしたが、オブジェクト指向でプログラミングをするというのは、プログラミングを楽にしてくれたり、改造がしやすかったり、他人の作ったプログラムでも理解しやすかったり、重複したプログラミングをしなくてすんだりと、良い面がたくさんあります。
この技術を習得するためには、たくさん本を読んだりして勉強しないと、なかなか腑に落ちないとは思いますが、一度身に着けると、手放すことができない大切で便利な考え方になるので、ぜひ学んでください。ここでは、オブジェクト指向に関してすべてを解説することができないので、概念のみをお伝えします。
オブジェクト指向のやり方
オブジェクト指向では、現実社会をモノにしますが、具体的にはクラスというものを作り、そこで「データ」と「処理」に置き換えます。データというのは、顧客情報であれば「ID」や「名前」がデータであり、「顧客情報を登録する」などが処理になります。こういった、プログラミングをする対象となるデータと処理を分析し、意味のあるひと固まりにしながら、設計を行っていきます。
知っておくべき知識
オブジェクト指向設計では、次のような技術を習得しておく必要があります。
- カプセル化(クラス)
- 継承
- ポリモーフィズム(インタフェース, 抽象クラス)
別の解説で、それぞれの解説を行っていきます。