プログラミングで何か処理を書くと,その処理を複数の箇所から呼び出したい場合というのがよくあります。
そういった場合は,重複して処理を書くのではなく1つの物を複数個所から呼び出せるようにします。
その処理の事を関数と呼んでいます。
C#プログラミングで100%使う関数を早速やっていきましょう!
関数とは
関数とは複数の箇所から呼び出し可能な処理のひとかたまりです。
例えば「実行」ボタンが押下されたときと,キーボードで「F12」キーを押したときの動作が同じだった場合,それぞれの処理に同じ処理を入れると処理が重複してしまい,コードが多くなるし,修正が必要になった時に,すべての箇所で正しく修正が出来るかどうかが難しくなり,非常に見通しの悪いコードになります。
そういった場合は関数にします。
ちなみにC#をしている方は関数をメソッドと呼んでいます。
メソッドは次のように書きます。
private void Execute() { Console.WriteLine("実行しました"); }
この場合,「実行」ボタンを押下しても,「F12」を押しても「Execute()」を呼び出すことで,処理を共通化できます。
「private」は同一クラスからのみ呼び出し可能を表します。
「void」は値の戻り値がないことを表しています。
戻り値とは
戻り値とは処理をした後に値を返すことです。
メソッドは値を返すものと返さないものの2つに分かれていて,返さないときは「void」と明示的に示します。
値を返す場合は返却する型を記述します。
private int Sum(int a, int b) { return a + b; }
この例ではint型を返しています。
aとbを足した値を返却しています。
値を返すときは必ず値を返す必要があります。