Xamarin.Formsでスマホアプリ開発

C#Xamarin.Formsでスマホ開発#27 Editorの使い方を解説

Editorとは?

Editorとは複数行の入力ができるテキストボックスです。前回レクチャーしたEntryとの違いは,Entryは1行入力,Editorは複数行入力可能という点です。Androidで文字を入力すると,Entryの場合はキーボード右下のキーがチェックマークになっており,これを押すと入力が完了という事になります。

Editorの場合は入力中のキーボード右下が改行キーになっていることからも,複数入力用のコントロールであることがわかると思います。

準備

今回はEditorPageというコンテンツページを作成して検証していきたいと思います。ここまで順番に解説をよんでいただいている方は,EditorPageという新規のコンテンツページを作って,ControlsPageから呼び出せるようにしてください。ここから初めて読んでいる方は,Xamarin.Formsのデフォルトで作成されるMainPageにEditorPageの実装をして問題ありません。

EditorPageの追加

Pagesフォルダーに新規追加でEditorPageという名前のコンテンツページを作成してください。作成されたらデフォルトのラベルを削除して,次のように記述します。

Entryとの違いが分かるようにEntryとEditorの両方を記述します。それぞれに薄い青とグレーの背景色にして各コントロールが識別しやすくしています 。両方のコントロールのVerticalOptionsをFillAndExpandにしているのは,Entryにはどんなにエリアが広くても複数行入力ができないことが明確にわかるようにするためです。通常Entryは1行分の高さでいいのでEditorの領域のみを広げたほうが有効なレイアウトの使い方になります。

実行

ここまで書けたら実行してみましょう。Entryに1行しか入力できないことと,Editorには複数行入力できることが確認してみましょう。また,入力する際に表示されるキーボードの右下の「チェックキー」と「改行キー」の違いも確認しましょう。

Xamarin.Formsでスマホアプリ開発

C#プログラマーのための正しい3層構造が分かる「C#アーキテクチャー解説動画」をここで公開しています。よかったら見てみてください。

 

参考図書

プログラミングC#

プログラミング.NET Framework

実戦で役立つ C#プログラミングのイディオム/定石&パターン

Head First C# ―頭とからだで覚えるC#の基本

Effective C#

C#プログラマのための.NETアプリケーション最適化技法