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ドメイン駆動開発_フォルダー構成編_#28_Fakeデータを切り替える方法

現在MeasureFakeクラスでは,固定のMeasureEntityを生成して返却しているため,1つの値しかFakeデータとして取得することができません。今回は,外部のファイルを使って,任意のFakeデータを取得する方法を解説します。

Fakeデータをファイルから読み込む

まず,Fakeデータをファイルから読み込めるようにします。これにより,ファイルを差し替えれば,いくらでも異なるFakeデータを読み込むことができ,プロトタイプの表示や,ドメイン層,UI層のテストが簡単に行うことができます。

MeasureFakeクラスを次のように書き換えます。

・まず,Fakeデータを置くフォルダーを決めます。これは任意ですが,わかりやすい場所がいいでしょう。今回はC:\NDDDFakeとしています。

・次にFakeデータのファイル名を決めます。今回はMeasureFake.csvとしています。必ずCSVである必要はありません。やりやすい方法で取得してください。今回はCSVで取得します。ファイル名も任意ですが,想定されるデータベースのテーブル名プラスFakeという文字列を組み合わせた名前がわかりやすいのではないかと思います。

・あとはCSVを読み込んで1行目をEntityにして返却しています。このメソッドはEntityを返却するので,1行を読み込んで返却していますが,リスト形式が戻り値の場合は,ある分だけListにAddして返却することになります。

・最後に,全体をTryCatchで囲んでいます。ファイルがない場合や,フォルダーがない場合はエラーになるので,その場合は今まで通りの固定のFakeの値を生成して返却するようにしています。Catchしたときに,エラーで停止したい場合はそのようにしてもかまいません。

指定したパスにファイルが存在し,カンマ区切りのMeasureFakeのデータがある場合はそれを返却するようになります。今はファイルがないので,実行すると,catchに落ちてくるので今まで通り,Fakeの値が固定で表示されます。

ファイルを用意する

CドライブにNDDDFakeというフォルダーを作成し,MeasureFake.csvファイルを作成します。作成したらその中身に次のように入力します。

MeasureFake.csvの中身

20,2020/01/01 12:34:56,300.232

このような感じで,カンマ区切りで,エリアID,計測日時,計測値を入力します。
値は任意の値で構いません。この状態で実行すると,CSVファイルで指定した値になることが確認できます。

プログラムの実行

NDDD.configのIsFakeの値が1になっていることを確認してから実行してください。

CSVで指定した値が表示されていることが確認できます。

こんな感じで,テストしたい値を設定して,CSVファイルを差し替えることで,ダミーデータをいくらでも変更してテストができるので,通常の流れの中では作りづらいデータも,簡単にテストすることができます。

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