今回はShareクラスの活用方法ということで,解説していきたいと思います。
Sharedクラスには,設定ファイルの値以外にも,アプリケーション全体で覚えておきたいことを記載して使うことができます。基本的にはアプリケーションが起動して,すぐに値が確定するようなものはSharedで覚えておけばいいです。例えばSqlServerの接続文字列や,ログインしたユーザー情報などですね。
ログインユーザーを記憶する
例えば起動時にログインさせ,現在のログインIDを記憶しておく必要がある場合は,Sharedクラスで覚えておけばいいでしょう。
ログイン画面を作る
WinFormプロジェクトを右クリックして,「追加」「Windowsフォーム」の順に指定して,新しい画面を作成します。
LoginViewという名前の画面クラスとします。今回はViewModelやテストコードは解説の便宜上割愛します。
画面レイアウトの作成
作成された画面を次のようにコントロールを配置します。
プロパティ設定
ログインIDラベル |
Name |
デフォルトでよい |
パスワードラベル |
Name |
デフォルトでよい |
ログインIDテキストボックス |
Name |
LoginIdTextBox |
パスワードテキストボックス |
Name |
PasswordTextBox |
PasswordChar |
* |
|
ログインボタン |
Name |
LoginButton |
パスワードはアスタリスクで表示したいので,PasswordCharにアスタリスクを入れています。
このままだと,ステータスバーがなくて,デバッグモードの赤ラベルが出ないので,出したいたいのですが,全部の画面に赤ラベルを置くと,管理が大変です。毎回デバッグモードの時は表示するというロジックを書かなければなりません。そういったことは,ベースフォームを作って,一元でやらせたほうがいいので,次回はそのあたりを解説していきます。