NDDD

ドメイン駆動開発_フォルダー構成編_#54_Logics

今回はLogicsフォルダーに関して解説していきます。完全に独立したロジックはLogicsフォルダーに入れましょう。ValueObjectやEntityで表現しづらいものはpublicでstaticな割り切ったロジックにします。値とロジックの一体型ではなく,ロジックのみが独立して存在していたほうがいい場合もあります。顧客の購買情報から次に購入されるものを予測するロジック等は,単純に引数を渡すと計算してくれるロジックが独立しているほうが,テストがしやすいです。そういったロジックとして確立されているものがあれば,そのままコードで表現するために,Logicsフォルダーに入れていきます。

Logicsフォルダーの追加

ドメインプロジェクトの直下に「Logics」フォルダーを作成します。その中に「MeasureAnalysis」クラスを作成します。これは計測データを分析するロジックという想定です。

MeasureAnalysisの実装

次のような感じで,publicでstaticなメソッドにして,どこからでも呼び出せるExecuteのようなメソッドを作成します。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;

namespace NDDD.Domain.Logics
{
    public static class MeasureAnalysis
    {
        public static float Execute(
            float value1,
            float value2,
            float value3,
            float value4,
            float value5)
        {

            return 999f; 
        }
    }
}

このような感じで,独立したロジックは,純粋なロジックとして実装します。

NDDD

#01_プロジェクトの作成

#02_プロジェクトの追加
#03_依存関係
#04_ドメイン駆動開発でApplication層は必要?
#05_Domainのフォルダー構成
#06_Infrastructureのフォルダー構成
#07_WinFormのフォルダー構成
#08_Testsのフォルダー構成
#09_テスト駆動で実装するための事前準備
#10_テストコードとViewModelの追加
#11_テストコードを追加する
#12_ Repositoriesフォルダーの作成
#13_ Entitiesフォルダーの作成
#14_ Mockの作成
#15_フォーム画面の作成
#16_画面のコントロールデータバインドする
#17_Fakeを使ってタミーデータを画面に表示させる
#18_Fakeデータを画面に通知する
#19_PropertyChangedの方法を変更する
#20_Fakeとデータベースの値を切り替える方法
#21_Sharedクラスを作成する
#22_クラスを生成するファクトリークラスを作る
#23_#if DEBUGでFakeデータがリリースされないようにする
#24_DEBUGモードであることをわかりやすくしておく
#25_Factories以外から生成できないようにしておく
#26_Factoriesの呼び出しはViewModelで行う
#27_外部の設定ファイルの値で判断する
#28_Fakeデータを切り替える方法
#29_FakePathを設定ファイルとSharedに移す
#30_Fakeデータのバリエーション
#31_Shareクラスの活用方法
#32_ベースフォームを作る
#33_SharedにログインIDを記憶する
#34_BaseFormでログインユーザーを表示する
#35_ValueObject
#36_ValueObjectを作成する
#37_抽象クラスValueObjectを使用してイコールの問題の解消
#38_AreaIdにビジネスロジックを入れる
#39_AreaIdクラスをEntityに乗せる
#40_MeasureDateの作成
#41_MeasureValueの作成
#42_オブジェクト指向の自動化
#43_Repositoryの具象クラス
#44_例外処理
#45_例外の作成
#46_インナーエクセプション
#47_例外の欠点
#48_メッセージの区分
#49_エラー処理の共通化
#50_ログの出力
#51_タイマー処理はどこに置く?
#52_タイマークラスの作成
#53_StaticValues
#54_Logics
#55_Helpers
#56_Module
#57_トランザクションはどこでかける?
#58_特徴を見極める
#59_さいごに