今回はModule(モジュール)フォルダーのお話をします。
モジュールには「どこにも納まらないもの」を入れます。基本的にはValueObjectやEntity,Repositoryに振り分けていくのですが,アプリケーションを作成していると,どうにもおさまりの悪いものが出てきます。Logicsに入れるようなstaticな関数でない場合もあります。最終的に,どこにも入れられなかった場合はModuleフォルダーに入れるようにします。
Modulesフォルダーの作成
ドメインプロジェクトにModulesフォルダーを作成します。この中に,処理のひと固まりで,納まりの悪いクラスを入れます。例えば,「在庫」「発注」などという単位で,クラスを集めておいたほうがいい場合などは,このModulesフォルダーの中に「在庫」「発注」「プロモーション」などとフォルダーを作って入れてもいいです。
ただあまりここに安易に入れないほうがいいです。できるだけValueObjectやEntityにロジックは入れるようにしましょう。あとドメインプロジェクトの直下に「在庫」「発注」などのフォルダーを作ると,フォルダー構成の見通しが悪くなるので,Modulesフォルダーに入れるようにします。
LogicsやHelpersフォルダーもModulesフォルダーに入れたほうが,見通しが良くなるので,そのようにするのもいいです。
#02_プロジェクトの追加
#03_依存関係
#04_ドメイン駆動開発でApplication層は必要?
#05_Domainのフォルダー構成
#06_Infrastructureのフォルダー構成
#07_WinFormのフォルダー構成
#08_Testsのフォルダー構成
#09_テスト駆動で実装するための事前準備
#10_テストコードとViewModelの追加
#11_テストコードを追加する
#12_ Repositoriesフォルダーの作成
#13_ Entitiesフォルダーの作成
#14_ Mockの作成
#15_フォーム画面の作成
#16_画面のコントロールデータバインドする
#17_Fakeを使ってタミーデータを画面に表示させる
#18_Fakeデータを画面に通知する
#19_PropertyChangedの方法を変更する
#20_Fakeとデータベースの値を切り替える方法
#21_Sharedクラスを作成する
#22_クラスを生成するファクトリークラスを作る
#23_#if DEBUGでFakeデータがリリースされないようにする
#24_DEBUGモードであることをわかりやすくしておく
#25_Factories以外から生成できないようにしておく
#26_Factoriesの呼び出しはViewModelで行う
#27_外部の設定ファイルの値で判断する
#28_Fakeデータを切り替える方法
#29_FakePathを設定ファイルとSharedに移す
#30_Fakeデータのバリエーション
#31_Shareクラスの活用方法
#32_ベースフォームを作る
#33_SharedにログインIDを記憶する
#34_BaseFormでログインユーザーを表示する
#35_ValueObject
#36_ValueObjectを作成する
#37_抽象クラスValueObjectを使用してイコールの問題の解消
#38_AreaIdにビジネスロジックを入れる
#39_AreaIdクラスをEntityに乗せる
#40_MeasureDateの作成
#41_MeasureValueの作成
#42_オブジェクト指向の自動化
#43_Repositoryの具象クラス
#44_例外処理
#45_例外の作成
#46_インナーエクセプション
#47_例外の欠点
#48_メッセージの区分
#49_エラー処理の共通化
#50_ログの出力
#51_タイマー処理はどこに置く?
#52_タイマークラスの作成
#53_StaticValues
#54_Logics
#55_Helpers
#56_Module
#57_トランザクションはどこでかける?
#58_特徴を見極める
#59_さいごに