リフレクション

C#文法 リフレクション B02_型からTypeを取得する

Typeインスタンスを取得する2つの方法

それでは今回は、Typeインスタンスの取得の仕方について見ていきます。

Typeの取り方には、大きく分けて「型から取る」やり方と「インスタンスから取る」やり方の2種類があります。今回は、このうち型から取るやり方を扱います。

ここで言う「型」とは、たとえばStringのようなクラス名、つまり型の名前のことです。一方「インスタンス」とは、その型から実際に生成されたもののことを指します。次のコードで言えば、Stringが型であり、s1がそのインスタンスにあたります。

「型」と「インスタンス」の違い。クラス名そのものが型、そこから生成されたものがインスタンス

typeofキーワードで型からTypeを取得する

型からTypeを取得する場合は、typeofというキーワードを使います。括弧の中に、たとえばstringならstringという形で型名を入れるだけです。

typeof(string) と記述して、string型からTypeを取得する

これによって取得できるのは、System.Type、つまりType型のオブジェクトです。varで受け取ることもできますが、ここでは分かりやすいように明示的にTypeと書いておきましょう。

typeofが返すのはSystem.Type型。IntelliSenseのツールチップでも型の説明が確認できる

Type s = typeof(string); と記述した状態

実行結果を確認する

これを実行してみると、変数sの中に何かが入っていることが確認できます。デバッグ機能で中身を見てみると、Type型であり、Name が “String”、FullName が “System.String” になっていることが分かります。

デバッグ実行で変数sの中身を確認すると、Name=”String”、FullName=”System.String” が確認できる

さらに中身を展開してみると、Assembly、AssemblyQualifiedName、Attributes、BaseTypeなど、さまざまな情報が入っていることが分かります。これらはすべて、型の情報――メタ情報――です。

Typeオブジェクトを展開すると、Assembly・BaseTypeなど型に関するメタ情報が確認できる

まとめ

このように、typeofキーワードを使うことで、型名からそのTypeインスタンスを取得することができます。取得したTypeオブジェクトには、型に関するさまざまなメタ情報が格納されています。

リフレクション

はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite

FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo

EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler

dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス