リフレクション

C#文法 リフレクション D02_インスタンス生成後の具体例

ProductFormを動的に生成する

前回、Assemblyからインスタンスを生成する例をやりましたが、今回はもう少し具体的な例でやってみたいと思います。たとえば画面ですね。今回はWindows Formsを使っていて、今はForm1がありますが、ここに新しくProductFormというフォームを作ります。中身は特に何もない、これだけのフォームです。

WinFormsApp3プロジェクトに新しくProductFormを追加する

この状態で、今度はWinFormsApp3自身のAssemblyを作ります。CreateInstanceで、フォームの名前を指定します。今回は固定にしていますが、実際にはフォームの名前が動的に渡ってくるようなシナリオが考えられます。

w.CreateInstance(“WinFormsApp3.ProductForm”); で自分自身のAssemblyからProductFormのインスタンスを生成する

FormShowメソッドでas Form変換して表示する

そこで、private voidのFormShowというメソッドを作り、引数をstringにしておきます。先ほど書いたAssemblyの読み込みとCreateInstanceを、このメソッドの中に移動し、引数の部分をメソッドの引数にします。呼び出すときは今回は固定の文字列ですが、何かしら動的に変わる想定です。

受け取ったオブジェクトはas Formで変換します。うまく変換できればnullにはならないので、nullでなければ成功、nullであれば失敗と判断できます。失敗した場合はreturnし、成功していればForm.ShowDialogを呼び出す、という流れです。つまり、投げられてきた文字列でインスタンスを生成し、Formに変換できればShowDialogで表示する、というシナリオです。

FormShow(“WinFormsApp3.ProductForm”); の呼び出しと、FormShow(string formName)メソッド本体

as Formで変換し、nullなら return、そうでなければShowDialogを呼び出す完成形

これを実行すると、ProductFormが表示されます。ここをForm1に変えれば、同じ画面が出てきます。Form1からForm1自身を呼び出したような形になりますが、動作としては問題ありません。

実行すると、動的に生成されたProductFormがダイアログとして表示される

まとめ

前回の例では、CreateInstanceで取得したものはobject型になるため、そのままではコーディングができない、という話をしました。MailServiceを想定して呼び出したつもりでも、その時点では本当にMailServiceが来るかは分かりません。今回のように、ベースとなるクラスや抽象クラス、インターフェースなどに変換できるシナリオであれば、変換後のロジックをきちんと書くことができます。このように、動的に文字列でどのクラスを生成するかを決める、というシナリオを組み立てることができます。

リフレクション

はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite

FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo

EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler

dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス