Activatorを使う場合はTypeが必要
ここまでは、AssemblyのCreateInstanceを使ってインスタンスの生成をしてきましたが、今回はActivatorというもののCreateInstanceを使ったやり方を見ていきます。Activatorを使うと、コンストラクタに引数があっても生成できるので、コンストラクタに引数がある場合に有効です。
Activatorを使ったインスタンスの生成
Activatorを使う場合は、文字列ではなくTypeが必要になる、という点に注意してください。まず、Anderson.DomainのAssemblyを取ってきます。Typeが必要なので、たとえばStockEntityであれば、AssemblyのGetTypeでAnderson.Domain.StockEntityのTypeを取得します。
Type stockEntity = a.GetType(“Anderson.Domain.StockEntity”); でTypeを取得する
System.Activator.CreateInstanceでインスタンスを生成する
ここまでで、StockEntityのTypeが取得できているところまで確認できます。そうしたら、System.Activatorを使って、CreateInstanceにこのTypeを渡します。
var stock = System.Activator.CreateInstance(stockEntity); でTypeを渡してインスタンスを生成する
これを実行してみると、stockが取得できていることが確認できます。
stock = {Anderson.Domain.StockEntity} としてインスタンスが取得できている
引数なしのコンストラクタが必要
ここで注意点があります。もしStockEntityに引数なしのコンストラクタがなければ、エラーになります。今回は引数を指定していないため、対象の型に引数なしのコンストラクタが存在している必要がある、という点に気をつけてください。
引数なしのコンストラクタが存在しないと、System.MissingMethodExceptionが発生する
次回のレクチャーでは、この引数を指定したCreateInstanceのやり方を見ていきます。
まとめ
Activator.CreateInstanceは、文字列ではなくTypeを渡してインスタンスを生成します。コンストラクタに引数がある型にも対応できる一方、引数を指定しない場合は対象の型に引数なしのコンストラクタが必要になる、という点を押さえておきましょう。
はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite
FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo
EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler
dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス