前回のコードを流用する
今回はGetPropertiesを扱います。GetPropertiesは、対象のクラスが持つプロパティの一覧を取得できる機能です。
AssemblyとTypeを取得する部分は前回(G01)とまったく同じなので、その2行をそのままコピー&ペーストして流用します。
図7-2-1 前回のコードをコピーして貼り付ける
GetPropertiesで全プロパティを取得する
Typeが持つメソッドの中にGetPropertiesがあるので、これを呼び出すとプロパティの一覧を取得できます。
今回の対象はStockEntityクラスです。StockEntityにはStockIdとStockNameという2つのプロパティが定義されているので、GetPropertiesを実行するとこの2つが取得できるはずです。
図7-2-2 t.GetProperties()を呼び出す
図7-2-3 対象のStockEntityクラス(StockId・StockNameの2プロパティ)
foreachでプロパティ一覧をループする
GetPropertiesの戻り値は複数のプロパティ情報なので、一覧として中身を見たい場合はforeachでぐるぐるとループします。
ループの中でDebug.WriteLineを使ってNameとPropertyTypeを出力しておくと、プロパティ名だけでなく型まで確認できます。
図7-2-4 foreach(var val in t.GetProperties())と書く
図7-2-5 Debug.WriteLineでName・PropertyTypeを出力する
実行結果を確認する
ここまで書けたら実行してみます。
図7-2-6 フォーム上のGetPropertiesボタンを実行する
出力ウィンドウを見ると、StockIdがSystem.Int32、StockNameがSystem.Stringという形で、プロパティが2個あることが確認できます。StockEntityクラスに定義した内容とぴったり一致していますね。
図7-2-7 実行結果(StockId:Int32、StockName:String)
まとめ
こんな感じでGetPropertiesを使うと、対象クラスのプロパティ一覧を簡単に取得できます。
使いどころとしては、単純に一覧の情報を確認したい場合以外にも、プロパティにあらかじめ属性を付与しておき、その属性を持つプロパティだけを取得する、といった使い方もできます。次回はそのあたりの使い方を扱っていきます。
はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite
FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo
EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler
dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス