引数ありのコンストラクタしかない型を用意する
前回、Assembly.CreateInstanceを使ってインスタンスを生成するやり方を見ましたが、これには注意点があります。今回は、StockEntityというクラスを使って確認してみます。このクラスには、intのstockIdを受け取るコンストラクタしか用意されていません。引数なしのコンストラクタはない状態です。
StockEntityには public StockEntity(int stockId) しか用意されていない
この状態で、Assembly.CreateInstanceを使ってStockEntityのインスタンスを生成しようとしてみます。
エラーが発生する
実行してみると、例外が発生します。
System.MissingMethodException: ‘Constructor on type ‘Anderson.Domain.StockEntity’ not found.’
Assembly.CreateInstanceは、内部的に引数なしのコンストラクタを呼び出す仕組みになっているため、対象の型に引数なしのコンストラクタが存在しないと、このように失敗してしまいます。
空のコンストラクタを追加して解決する
そこで、StockEntityに引数なしの空のコンストラクタを追加してみます。intを受け取るコンストラクタと共存させる形です。
public StockEntity() { } を追加し、int stockIdを受け取るコンストラクタと共存させる
これで改めて実行すると、今度はエラーにならず、StockEntityのインスタンスが正しく生成されます。
空のコンストラクタを追加した後は、sにAnderson.Domain.StockEntityのインスタンスが正しく生成される(StockId=0)
まとめ
Assembly.CreateInstanceを使う場合は、対象の型に引数なしのコンストラクタが必要です。引数ありのコンストラクタしか用意していないと、System.MissingMethodExceptionが発生してしまうので、注意してください。
はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite
FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo
EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler
dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス