アクセスレベルごとにコンストラクタを用意する
今回は、アクセスレベル――アクセス修飾子――の確認ということで、Constructorのアクセスレベルが何になっているかを見るやり方をやっていきます。
「アクセスレベルの確認」ボタンを追加する
確認用に、新しくOrderEntityというクラスを作ります。publicなクラスにしておいて、アクセスレベルごとにコンストラクタを用意していきます。protected(引数1つ)、internal(引数2つ)、protected internal、private、そしてprivate protectedも追加しておきます。
OrderEntityクラスを新規作成する
public・protected・internal・protected internal・private・private protectedと、アクセスレベルごとに6つのコンストラクタを用意する
IsPublic・IsFamily・IsAssemblyなどで判定する
前回やったConstructorInfoの取得の書き方をそのまま使い、Typeの名前だけOrderEntityに変えます。ConstructorInfoにはIsFamilyやIsPublic、IsPrivateといったプロパティがあるので、これで判定します。foreachでコンストラクタを1つずつ回しながら、パラメータの数(GetParametersのLength)と合わせて、IsPublic、IsPrivate、IsFamily、IsAssembly、IsFamilyOrAssembly、IsFamilyAndAssemblyを出力してみます。
対応関係は次のとおりです。IsFamilyはprotected、IsAssemblyはinternal、IsFamilyOrAssemblyはprotected internal、IsFamilyAndAssemblyはprivate protectedを表します。
パラメータの数と、IsPublic・IsPrivate・IsFamily・IsAssembly・IsFamilyOrAssembly・IsFamilyAndAssemblyをそれぞれ出力する
実行結果で各アクセスレベルを確認する
これを実行すると、パラメータ数0のコンストラクタはIsPublicがtrue、パラメータ数1のものはIsFamilyがtrue(protected)、パラメータ数2のものはIsAssemblyがtrue(internal)、パラメータ数3のものはIsFamilyOrAssemblyがtrue(protected internal)、パラメータ数4のものはIsPrivateがtrue(private)、パラメータ数5のものはIsFamilyAndAssemblyがtrue(private protected)というように、それぞれのアクセスレベルに対応したプロパティがtrueになっていることが確認できます。
パラメータの数:1 のコンストラクタでは IsFamily:True となり、protectedであることが確認できる
まとめ
ConstructorInfoのIsPublic、IsPrivate、IsFamily(protected)、IsAssembly(internal)、IsFamilyOrAssembly(protected internal)、IsFamilyAndAssembly(private protected)を見ることで、そのコンストラクタのアクセスレベルを判定できます。用途に応じて活用してみてください。
はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite
FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo
EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler
dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス