どの取り方でも同じTypeインスタンスを参照している
ここまで、Typeのインスタンスを取得するいくつかの方法を見てきました。ここで改めて押さえておきたいのが、Typeのインスタンスはアプリケーションにつき1個だけという考え方です。stringならstringのTypeが1個だけ、Productなら ProductのTypeのインスタンスが1個だけ存在し、どこから取得しても全部同じものを見ていることになります。
string型からtypeofで取得したs、そしてs1のインスタンスからGetTypeで取得したss――この2つは、取得の経路こそ違いますが、取れてくるものは同じです。Productの型からtypeofで取得したpと、product1のインスタンスからGetTypeで取得したppも同様に、同じものが取れてきます。
s・p(typeofで取得)とss・pp(GetTypeで取得)は、それぞれ同じTypeインスタンスを指している
別のインスタンスから取得しても、やはり同じ
さらに言うと、product2という別のProductインスタンスを用意して、そこからTypeを取得したとしても結果は同じです。product1由来のppも、product2由来のpp2も、同じものが取れてきます。
product2という別のインスタンスからGetTypeで取得したpp2も、同じProductのTypeを参照する
ProductのTypeインスタンスはアプリケーションに1個だけなので、どのインスタンスから取得しても同じものが返ってくるわけです。つまり、同じTypeインスタンスのアドレスを参照しているということになります。
Typeのインスタンスは1クラス1インスタンス
Typeに入っているのは型の情報だけ
このように、Typeのインスタンスは1クラス1インスタンスです。ですから、Typeから取れてくる情報の中には、変数名や値といったものは含まれていません。含まれているのは、あくまで「Productという型がどういうものか」という型そのものについての情報です。
Typeが保持しているのはBaseTypeなど型そのものに関する情報であり、変数名や値は含まれない
まとめ
typeofで取得しても、GetTypeで取得しても、同じ型であれば必ず同じTypeインスタンスが返ってきます。Typeのインスタンスが1クラス1インスタンスであることを理解しておくと、Reflectionの動作がより整理して捉えられるようになります。
はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite
FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo
EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler
dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス