リフレクション

C#文法 リフレクション C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得

実行中のAssemblyを取得する

それでは、Assemblyクラスを生成するやり方を見ていきましょう。Assemblyを作る方法はいくつかありますが、まずは「今実行しているAssembly」を取得するやり方から始めます。今回で言えば、このWinFormsApp3を実行したときに取れてくるものを試してみましょう。

実行中のAssemblyを取得

画面にボタンを置いて、実行しているAssemblyを取得してみます。やり方は、System.ReflectionにあるAssemblyクラスのGetExecutingAssemblyというメソッドを使うだけです。これが、今実行しているAssemblyを取得するものになります。

Assembly.GetExecutingAssembly() で、今実行しているAssemblyを取得する

これを実行すると、変数aの中にWinFormsApp3というAssemblyが取得できます。

GetTypesで中の型を全部取得する

取得できたら、たとえばこのAssemblyの中にある型を全部取得する、といったこともできます。AssemblyクラスのGetTypesを使えば、そのAssemblyにどんな型があるかがすべて取得できます。

a.GetTypes() で、取得したAssemblyに含まれるすべての型を列挙する

これをログに出してみましょう。FullNameを出力すれば、Assembly内の型が一覧で確認できます。実行してみると、Form1、Product、Programといった具合に、このAssemblyの中にある型がすべて取得できていることが分かります。

デバッグ出力に WinFormsApp3.Form1、WinFormsApp3.Product、WinFormsApp3.Program などが列挙される

型名から目的の型を探す

たとえば、コンパイル時には型が定まらないようなシナリオに対応したい場合を考えてみます。文字列で「Product」というクラス名だけが分かっていて、それを何とか生成したい、というような場合です。このときは、AssemblyのGetTypesにFirstOrDefaultを組み合わせて、Nameが”Product”のものを探す、という書き方ができます。

a.GetTypes().FirstOrDefault(x => x.Name == “Product”) で、名前からピンポイントに型を探す

これで、Productという型が取得できます。ここから本物のProductのインスタンスを生成する、といったこともできるようになります。このように、DLLの中全部、あるいはexeファイルの中全部といった単位で型を取ってくる、それがAssemblyの役割です。

デバッグで確認すると、pにはName=”Product”、FullName=”WinFormsApp3.Product”のTypeが取得できている

まとめ

Assembly.GetExecutingAssemblyを使えば、今実行しているAssemblyを取得できます。そこからGetTypesで中の型を一覧取得したり、FirstOrDefaultで名前から目的の型を探したりすることが可能です。Assemblyの生成方法は他にもいくつかあるので、引き続き見ていきます。

リフレクション

はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite

FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo

EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler

dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス