リフレクション

C#文法 リフレクション E05_public以外のコンストラクタを取得

GetConstructorsはpublicしか取れない

今回は、public以外のコンストラクタを取得するやり方を見ていきます。これまでGetConstructorsを使ってきましたが、実はこれはpublicなコンストラクタしか取得できていません。

public以外のコンストラクタを取得

これまでの3行をコピーして試してみましょう。StockEntityは今すべてのコンストラクタがpublicですが、試しにinternalで、引数を3つ持つコンストラクタを作ってみます。

StockEntityに internal StockEntity(int stockId, string stockName, string stockCount) を追加する

これで動かしてみると、0個、1個、2個の引数を持つ3種類のコンストラクタしか取れていません。試しにinternalをpublicに変えてみると、4個取れるようになります。つまり、引数3つのコンストラクタも含まれていたのに、internalだったために取得できていなかった、ということです。

internalなコンストラクタを追加しても、GetConstructorsではpublicな3つしか取得できない

BindingFlagsで取得対象を指定する

internalに戻して、public以外のものを取得するにはどうするか。GetConstructorsを呼ぶ際の引数に、BindingFlagsというものがあります。ここで、Publicとパイプ(|)で区切ってBindingFlags.NonPublicを指定します。これでpublicなものとそうでないものの両方が対象になります。さらにパイプで区切ってBindingFlags.Instanceも指定します。Instanceとは、staticではないもの――毎回newして生成するもの――を指します。staticなコンストラクタも存在しうるので、欲しいものを組み合わせて指定する形になっています。

BindingFlagsにはInstance・InvokeMethod・CreateInstance・Public・Staticなど、目的に応じて組み合わせるフラグが用意されている

これで、publicとpublic以外の両方のInstanceなコンストラクタが取得対象になります。

GetConstructors(BindingFlags.Public | BindingFlags.NonPublic | BindingFlags.Instance); で public 以外も含めて取得する

これを実行すると、4個のコンストラクタが取得できます。int、string、stringの引数を持つものも取れており、これはinternalにしているにもかかわらず取得できている、ということです。

まとめ

このように、BindingFlagsで必要な条件を指定すれば、public以外のコンストラクタも取得できます。指定しなかった場合は、publicなものだけが取得される、という点を覚えておいてください。次回は、このあたりをもう少し詳しく見ていきます。

リフレクション

はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite

FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo

EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler

dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス