リフレクション

C#文法 リフレクション E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点

Instanceを指定しないと0件になる

前回指定したBindingFlags.Instanceについて、使い方の注意点を見ておきたいと思います。まず、これを指定しなかった場合、publicとpublic以外のものが全部取れてくるかというと、そうではなく、1件も取れてきません。Lengthを見ると0になっています。

BindingFlags.InstanceがないとGetConstructorsの結果は0件になる

つまり、BindingFlagsを指定するのであれば、必ずInstanceを含めてください、ということです。

BindingFlags.Public | BindingFlags.NonPublic | BindingFlags.Instance

staticなコンストラクタを含めるにはBindingFlags.Static

もしstaticなコンストラクタがある場合、staticなものを使ってnewするということは通常ありませんが、情報として取得したい場合はBindingFlags.Staticを指定します。

StockEntityに static StockEntity() コンストラクタを追加する

Staticを指定すると、5個目としてstaticなコンストラクタが取得できます。

BindingFlags.Staticを追加すると、 {Void .ctor()} として静的コンストラクタが5個目に含まれる

GetConstructors(BindingFlags.Public | BindingFlags.NonPublic | BindingFlags.Instance | BindingFlags.Static);

何も指定しなかった場合の挙動

何も指定しなかった場合の動きはどうなるかというと、publicなものだけが対象になり、かつstaticなものは含まれない、という動きになります。BindingFlagsを指定するときはInstanceを忘れないこと、staticなコンストラクタも対象にしたい場合はStaticを追加すること、この2点に注意してください。

まとめ

BindingFlagsを使う際は、必ずInstanceを含めるようにしてください。含めないと1件も取得できません。staticなコンストラクタの情報も取得したい場合は、BindingFlags.Staticを追加で指定します。何も指定しなかった場合は、publicかつstaticでないもの――従来のGetConstructorsのデフォルトの挙動――になる、という点を押さえておきましょう。

リフレクション

はじめに
A01_はじめに
A02_コースの概要
Type
B01_Typeクラスとは
B02_型からTypeを取得する
B03_自前の型からTypeを取得する
B04_インスタンスからTypeを取得する
B05_Typeのインスタンスは1つだけ
Assembly
C01_Assemblyとは
C02_Assemblyの生成_実行中のアセンブリを取得
C03_Assemblyの生成_アセンブリ名で取得
C04_Assemblyの生成_パスを指定して取得
C05_Assemblyの生成_呼び出し元を取得
C06_Assemblyの生成_型から取得
C07_すべての型を取得する
C08_publicな型だけを取得する
C09_名前を指定して型を取得する
C10_メタ情報の取得
インスタンスの生成
D01_インスタンスの生成
D02_インスタンス生成後の具体例
D03_空のコンストラクタがないとエラーになる
D04_Activatorを使ったインスタンスの生成
D05_引数ありのコンストラクタで生成する方法
ConstructorInfo
E01_コンストラクタの情報を取得
E02_パラメータの情報を取得
E03_コンストラクタの情報からインスタンスを生成する
E04_コンストラクタを検索して生成する
E05_public以外のコンストラクタを取得
E06_staticなコンストラクタがある場合の注意点
E07_コンストラクタのアクセスレベルを取得する
MethodInfo
F01_MethodInfo
F02_引数ありのメソッド呼び出し
F03_メソッドがオーバーロードされているときの指定方法
F04_GetMethods
F05_属性で取得する
F06_staticメソッドを呼び出す
F07_戻り値を取得する
PropertyInfo
G01_PropertyInfo
G02_GetProperties
G03_属性を使ったチェック
G04_汎用的なチェックメソッド
G05_CanWrite

FieldInfo
H01_FieldInfo
H02_public以外のFieldInfo

EventInfo
J01_EventInfoとは
J02_AddEventHandler
J03_EventInfoの注意点
J04_RemoveEventHandler

dynamicを利用したリフレクション
K01_dynamicを利用したリフレクション
K02_dynamicを利用したメソッドの呼び方
K03_オーバーライドされたメソッドの呼び出し
K04_メソッドの存在チェック
K05_dynamicを利用したプロパティへのアクセス
K06_dynamicを利用したフィールドへのアクセス
K07_dynamicを利用したイベントへのアクセス